八十八夜を過ぎて。

数日続いた雨も上がり、朝からよく晴れて気持ちの良いスタートでした。(ちょっと寝坊してしまったけれど)


布団やお洗濯を思いっきり干したいけれど、実は今日は前々からダンナさまの実家のお茶摘みをお手伝いに行く約束だったのです。何時に、という約束はしてなかったのだけれど、この時期はとっても忙しいはずなので、早めに行った方が良さそう。


彼の実家は、わたし達の住むマンションから、車で1時間くらいのところにあります。久留米に引越してきてからは、週に1度くらいのペースで、顔を見せに帰ってるの。晩御飯を食べて、一息入れてマンションに帰ってきたり、ゆっくりお風呂に入ってそのままお泊りしたり。


今日はどうするのかな?急いで出なくちゃいけないけど、洗濯機回し始めちゃった・・・。干してからでいいかな?時間ないかな?あ、でも、もしお泊りだったら、布団は干せないし、洗濯物も部屋の中に掛けておかなくっちゃ・・・。そう考えて、彼に尋ねました。


「今日もお泊りするの?帰ってくる?」


わたしは軽い気持ちで聞いたのだけれど、彼の気に障ってしまったみたい。「実家に行くのが嫌いなら、お前は来なくていいよ」と、ケンカになってしまいました。そしてすぐさま「まちかは家の中のことしたいから、俺一人で帰って手伝うよ」と実家に電話を掛けてしまった彼。


彼曰く、約束のある日なのになんで早く起きれないんだ、とか。泊まるか帰るかなんて普通言わない、そんなに嫌ならはじめから言えよ、とか。急いで出なくちゃいけないの分かってるのに洗濯はじめてどうするんだ、とか。


わたし曰く、お泊りだったら着替えとか用意しなくちゃいけないし、外に干すか中に干すか決めたかったから聞いただけなのに、とか。急に行かなかったらお義父さんお義母さんは、彼が感じた以上に“来たくないのか”って思うかもしれないのに、なんで勝手に決めて電話するの、とか。わたしより後に起きたし何時にってことも前日までに決めてくれなかったじゃない、とか。


言いたいことはお互い山のようにあるけれど、とりあえず、慌てて車に乗り込む。ケンカして“相手が謝ってくれるまでこっちからは連絡しない”っていうのは、もう出来ないな、なんてことも感じながら。あの距離のとり方は、「付き合ってる」恋人達だけの特権なのかもしれないね(^−^;;


彼の実家は、おじいちゃんおばあちゃんが昔、お茶や畑をやっていたの。お父さんお母さんは外に働きに行っているから、おじいちゃんおばあちゃんが、体力的に無理になってからは、知り合いにほとんどの畑の管理をお願いしているんだって。自分達で手を入れてるのは、家族一年分のお茶が取れるくらいの茶畑と、家の裏手にある畑だけ。


 


タオルでほっかむり+麦わら帽子、の格好で、お茶摘みのお手伝いをする。(←村の若奥さんって感じ、と突っ込まれたけど、うーん、うれしくない/爆)


手摘みが少し+大部分は茶刈り機で、お茶の木はどんどん新芽を刈られてしまう。ほんとうはね、この茶摘みのお手伝いの約束、すごくわくわくしていたの。間近で見るのたのしみだし、ちょっとでも役に立てたらうれしいし、自分が摘んだお茶が出来てくるのもきっと待ち遠しいだろうし・・・。


なのになのに、朝からケンカしちゃった。
お義父さんとお義母さんが心配して気を遣ってくれてる。
あんなに大騒ぎしたのに、結局洗濯は干さずに出てきたし。
何やってるんだろう。二人とも駄々っ子みたいだ。
許す許さないじゃなくって、こんなのはすごく嫌だ。
情けないよ。


彼が近くに来たとき、お願いするような気持ちで言った。「こういうのはやめよう。仲直りしたいよ」それに対する返事はないけれど、彼がわたしにいつものように話す。「何か親父がアップデートの警告に困ってるみたいだから、後でパソコン見てやってよ」「サッサーかな?」「だろう。まちかさんに聞かなん、って言ってたぞ」「分かった!やってみようかな」


ごめん、とかを改めて口にする人じゃないからね。だけれども、態度で伝わる了解のサイン。正直ほっとしたよ。


彼は言葉が少なすぎて、ケンカになるの。
わたしは言葉が多すぎて、ケンカになるの。


それは付き合ってる頃から同じなのだけれども、それで何度ケンカしても懲りないわたし達・・・(^−^;;いっつも同じ原因。原因というよりきっかけと言うのかな。それが、お互いの悪い癖だっていうのは二人ともよく分かっているんだけれど。


恋人同士のときはね、相手の悪い癖を、「そういうの直してほしいな」とか「わたしはこうしてほしいのに」って風に責めたりしてたの。だけどね、結婚して一緒に暮らすようになってから、少し見方が変わった気がします。


「相手が変わってくれるのを期待しない」「どっちが良い悪いじゃなくって、見方や立場や考えが違うから」・・・そういう風に思うようになってきたの。ちょっと不思議な感じがするけれど。もしかしたら、「求める」対象から「与え合う」対象にシフトしてきているのかもしれないなあ、とも思います。



裏の畑で採れた野菜(新たまねぎ・赤たまねぎ・アスパラ・ニラ・みょうが)と、お義母さんが作っているカスピ海ヨーグルトを、おすそ分けしてもらって、晩御飯をごちそうになって、自分たちのマンションに帰って来ました♪

本当は、お茶摘みの写真も撮りたかったのだけれど、手がふさがっていて無理だったんです(>_<)残念!来年こそ!!


カスピ海ヨーグルト、実は育てるの2回目です(^−^)はじめは、結婚前一人暮らししていた時に、職場のパートのおばちゃんから、分けてもらったの!その時は一人分だし、500ミリの牛乳で増やしてたけれど、今回は二人だからやっぱ1000ミリのパックで育てようかな、って思っています(^0^)



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