あな恐ろしやプー屋敷


久留米から車でおよそ2時間弱のところに、わたしの実家はあります。4月は引越し直後でバタバタしていたり、GWは彼方の実家に行ったりしていたので、今週末は、わたし方に里帰りすることになりました。お正月以来の熊本です。


前々からそうだったのだけれど・・・
いつか止まるかと思ってたのだけれど・・・
わたしの実家は、際限ない【プーさん屋敷】と化していました(T▽T)


 


そもそもの始まりは、妹が大学生だった頃プーさんにはまっていたのですが、それを聞いたうちの父親が、“ちょっとおみやげ”の時などにプーさんグッズを選ぶようになったこと。
それからもう何年も経つのに、妹のブームが過ぎ去っても、お父さんはせっせとプーさんをコレクションしているの(笑)もしかしたら、お父さん自身がはまってるんじゃないのかな、ってくらい。


写真はリビングなのだけれど、4つの壁全面が全面、上から下までプーさんが並んでいる・・・(爆)「何も壁が見えなくなるまで飾らなくてもいいじゃない」って言ってみたら、「家を建てて15年経って、たばことかで壁紙が変色して来てるからなあ。それにミュウ(実家の猫)があちこちガリガリやってるし。ちょうど隠れるだろう」だって。そうだったの・・・か・・・??「まぁでも、この家に家庭訪問とかないからいいんだけどね」なんて言って笑い合うわたしと妹(^−^;;


久しぶりに母の手料理をおなかいっぱい食べる。帰って来た時しか出来ないから、と片付けを手伝おうとすると、母に止められた。「家ではひとりでこなしてたいへんだろうし、あちら(ダンナさま方)では気を張り詰めてるはずだし、帰ってきたときくらい何もしないでのんびりしたら?」と。
本当はお母さんこそ一日ものんびり出来てないはずなのに、ありがとう(^−^)何度「平気平気、やるよ」って言っても「いいから」とお茶まで入れてくれて手渡される。


キッチンに立つ母と、カウンターを挟んで立つわたし。そういえば実家にいた頃はよくこの場所でいろんなことを話したなあって、思い出した。食事の支度や後片付けをしながらお茶を一口ずつすするお母さんと、お茶を何杯もおかわりしながら話し続けるわたし、の図。水音にかき消されないように、時には興奮気味に、ある時は歯向かうように、いつもいつも大きめの声でその日の気持ちをぶつけていたな。


一年前、二年前、数年前とは、どんどん状況が変わって行ってるなあって、同じ場所に立ってあらためて意識しました(^−^)「出て行く場所」から「帰ってくる場所」に変わっても、わたしの原点だってことは変わらないね。


思い返すと、“里帰り”にドキドキするようになったのは、働き出して一人暮らしを始めてからでした。ずっと「家を出よう」って思っていたけれど、「それって帰る場所があるからそう思えるんだな」ってことに気が付いたのも、その頃でした。
結婚してからは、ますます原点って感じるようになったんだ。


そいえば、“朝帰り”にドキドキしたのは、実家住まいの頃より一人暮らしの頃だったなあ。不思議。
誰も待ってない部屋に、叱られてるような甘やかされてるような気持ちになっていたんですよね。独りで。


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