恰好の良い年の重ね方


ダンナさまの大学の時のお友達と、飲みに行きました。
彼の転職祝いだったの。
彼は、大学のサークルの先輩なので、わたしにとっては、心の和む先輩達との再会でした!


一次会は、一品料理がとても美味しい、小料理屋さん。
そのあと、彼も最近教えてもらったばかりというバーに移動しました。


バーって、あんまり行ったことないのだけれど、ライトを落としたカウンターでしっとりと連れと話す高いお酒の出てくるお店・・・なんてイメージがあったりして。
ところが、彼に連れられて足を踏み入れたバーは、陳腐な言い方になってしまうけれど、とても雰囲気の良いお店だったです。


ふわっと漂う、カサブランカの香り。
むやみに暗くない、落ち着くライト。
人の声を引き立てるBGM。
鏡を配して、すっきりと開けた空間。
そして何より、マスター夫婦のさりげなくてあたたかい心遣い。


偶然居合わせた、熟年のグループのおじ様たちがいらっしゃって、「大学の頃からの音楽仲間」と、自然に楽器を手に取り、なめらかに口ずさんで・・・。何かね、すべてが自然だったのです。語るも飲むも歌うも弾くも。あぁ、こんなふうに年を重ねて行きたいなぁ・・・なんて、ジャズのスタンダードナンバーを生で聞きながら、そう思いました(*^-^*)


うん。わたし、ジャズ好きだなぁ。
ひとり暮らしのとき(独身の頃ね)は、時折、カフェとジャズ奏者のコラボ・ミニライブにふらりと出かけたりしていたんだ。友人には「え、ジャズ〜?」と謎な顔されたりしてたけれどね(笑)
ちなみに、お気に入りのジャズ奏者は、坂上領くんなのですよ♪



彼の知り合いが、彼に「ここ!」と紹介してくださったのも、すごく分かるなぁと思ったよ。
本当はね、わたし達のような20代が行くような店じゃないみたい。
そういう意味でも、こういうお店が似合う人間になりたいなぁ、って思ったりして。


妊婦なので、アルコールは一滴も飲めなかったけれど、授乳の時期が過ぎたら、また来れたらいいなぁ。
ダンナさまとの帰り道、「いつも贅沢はさせてやれないけど、時にはこうして外に食べに行くのもいいな。いい時間だったな」って話したのでした。