ムシのいいハナシ


夕方に起こったハチ騒動
他の部屋に来ないように、居間の扉とフスマをぴっちり閉めて。
わたしとかいくんは、隣の寝室に避難してました。


エアコンと布団とダンナ様の机しかない、和室。
おもちゃを取りに行くのも嫌だなあ、と
かいくんとは手遊びや歌などで過ごしてたのです。


田舎育ちなので、昔はトカゲやらムシやらカエルやら捕まえまくってたものですが。
さすがに今では、得意げに握ったりはしないけれど
女の人の中では、割と虫は平気な方かもしれないね。


・・・が、ゴキブリとハチは嫌ーっっ(T-T)


ムシだと思えんっ。
ゴキは不潔。ハチは危険。
知恵が付いたばかりに、嫌悪感が先に立つのですよ。
ムシとしてムシ。くっだらなー・・・。とほほ。


自分がゴキやハチを毛嫌いする時に、いっつも思い出すことがあるの。
たしか、小学6年の時に国語の試験に出てきた文章。


「“チョウやトンボは飛んで、ゴキブリやガのいない街にしよう”という環境美化を訴えるキャンペーンのキャッチコピーは、考え方がおかしい。同じ昆虫なのに、人間の都合で勝手に分けている。これでは本当の意味での環境美化にならない」・・・という主旨のもの。おそらく、朝日新聞天声人語がベースになってたかな?


うん。耳が痛いね。
まるで自分のことだもの。
この文章を目にしてから数年後、自分がそうなるとは予想もしなかったですよ。


けれどね、今となっては、分けても仕方ないかなあ、とも思えるの。
先の文章では、「昆虫だって一生懸命生きてるんだから」
というような論調だったけれど。
・・・わたし達人間だって、一生懸命生きてるわけです。
病原菌を運ばれては困るから。
命に関わるケガをしては危ないから。
別に、イメージだけで嫌ってるわけではないんだもの。


本当の環境美化が何だろうというのは、別の機会に譲るとして。


へんな“平等”を押し付けるのは、問題かなー、と。
かといって、「殺して当然!」みたいにさくさく殺るのも腰が引けるし。


♪みんなみんな、生きているんだ、友達 真剣なんだー♪♪


お互い様です。
「ごめん!わたしも必死なの!!」と真剣勝負が、わたし流。