わたしの中から抜け落ちているもの。

machikarenewal2004-06-23



えっと、今日の晩ごはんは、車でちょっと遠出して、うどんを食べに行きました。わたしが注文した【ぶっかけ山いもうどん】を、i-shotでパチリ。


急に「うどんが食べたくなった」と言ったわたしに、これまた急に「オススメのうどん屋があるから、行きますか」と言った彼。そこは、彼の幼なじみさんが学生のころ通っていた高校の前にある、“安くて美味い”お店なんだって。幼なじみさんに教えてもらって、昔よく食べていたうどん。往き道も、おぼろげなので、幼なじみさんに携帯電話でナビしてもらいながらの到着。「そうそう、あの店〜。まちかに食わせてやるんだって。どこにあったっけ?」と幼なじみさんと思い出話をしている彼の表情を隣で見ているのが、何だかうれしかったよ。


このお店の山かけうどん、冷たいのと温かいのが選べました。寒がりのわたしは、温かい方、暑がりの彼は、冷たい方。わたしにとっては、とってもとっても美味しかったのだけれど、帰りの車の中で「思い出は思い出のままとっておけば良かったかな(笑)昔のイメージと違う気がしたよ」と話す彼。


そして、3月まで住んでいた伊丹のことも、いろいろと思い出していたみたい。思い出って連鎖するよね。高校は寮生活、大学は県外で一人暮らし、単身関西に上京しての就職、わたしとの遠恋からの結婚、そして転職をかねた帰郷・・・。そんな暮らしを送ってきた彼は、それぞれの街への思い入れがあって、時折思い返しては懐かしく切ない気持ちになるんだって。


と、逆に。わたしは親が転勤族だったから、「生まれ育ったところ」という場所を「ここ!」とは答えられない。手に入れたつもりもの(友達とか感覚とか)も、環境が変わればいつのまにか失ってしまうもの・・・そんな感じで、「来るもの拒まず、去るもの追わず・・・どころか見送る」結構ドライなわたし。今まで住んでいたどの場所にも、特別な思い入れがないのです。思い出はいっぱいあるけれど、不思議な感覚。


だからかもしれないけれど、「生まれ育った場所がある」彼、「幼なじみ」という存在がいる彼、「一つひとつの街をちゃんと心のどこかに置いている」彼。すごく新鮮です。“この人と一緒にいて、興味は尽きないなぁ”とドキドキするのも、こんな瞬間。いろんな面で全然タイプが違うわたしと彼だけれど、妙にかみ合っているのはきっと、たくさんの「違い」と「違い」を、「興味」が繋いでいるからかもしれないなぁ、なんて思ったのでした。



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