物思いスイッチ


考え事をするとき、って決まっている気がする。いつもボーッとしているわたしだけれど、何か思っているけど考え事をしているわけじゃない。


たとえば家の中のことをしながら、次にすることやその日の予定を思ってはいるけれど、何か生み出してるわけじゃないもんね。何もないところから何かが出てくる感覚ということでは、わたしの場合、「歩きながら」「自転車をこぎながら」がいちばん多い。友達は「ドライブしながら」と言っていて、運転の上手いオンナって恰好良いなぁってあこがれたのだけれど、わたしは運転が下手くそなので、動かすだけでいっぱいいっぱいになるからなぁ。


じっと鎮座して落ち着いて取り組む方がよさそうな気がするのだけれど、そうはいかないのが不思議なところ。映りの悪いTVを、誰かがポンッと叩いたらパッと点くような、ポンコツなアタマなのかもしれないね(笑)適当に刺激があって、何にも追いかけられてない状態が、ベストな「無」なのかな。まるで陶芸家がろくろを回しているときみたいね。


静寂は耳が痛い。


誰かがそう言ったよね。何にもないところに自由もないのかもしれないなぁ。わたしにとっての白紙は、他の人から見たら何色なのかな何模様なのかな。何もない、もゼロじゃない。白紙、も真っ白じゃない。


自分専用の物思いスイッチを切り替えて、ニュートラルな自分になる時間を持とう。